音楽の責任
1.音楽を演奏する人の意識と聴く人の意識
* 自分が演奏する音楽(波動、周波数)が聴いている人にどういう影響をもたらすかという自覚と責任を持ち、「音楽」「音」に対する明確な哲学を持つことの重要性。
* 高い目的意識を持った演奏家の演奏。
* あるジャンルの音楽においては、一音違わず楽譜通りに正確に完全に演奏する音楽家を高く評価する傾向があるが、音楽家は単に譜面通りに楽器で演奏するだけの技術屋ではない。
* 精神の高さがその音楽に出ている。精神の高まった人が演奏する音楽には高い波動の響きがある。
* 音楽を聴く側の音や音楽を受け取る(感じ取る)意識レベルの度合いによって、流行する音楽が決まってしまう。
* 音楽を演奏する側と聴く側の音楽に対する目的意識によって演奏する音楽も聴く音楽も変わっていく。
2.音楽に対する目的意識、自覚、責任
「質の高い音楽環境」における「質の高い音楽」は、人々の日常生活に喜び、調和、豊かさ、エネルギーをもたらします。
音楽には人々の意識を変える力があります。音楽は社会をより良くするための重要な要素の一つであり、より良い世界を創造するための源でもあります。したがって、ミュージシャンの役割は非常に重要であり、彼らは彼らが演奏する音楽に責任があります
* 音楽の持つエネルギーがどういう影響を人々に与えるのか。
* 自分の演奏する音楽が聴く人たちに及ぼす影響。
* ビジネスで音楽を演奏すれば聴く側からもビジネスとして反応される。
* その時は、流行っているからその音楽を聴き、その音楽を素晴らしいと感じる。しかしその人の意識が変わると、今まで聴いていた音楽に関心が無くなってくる。さらにその人の意識が成長していくことによって、関心を持つ音楽も変わっていく。
* 好みだけで聴いている音楽の持つトラップ - ストレス解消やエネルギーの転化のために感情を満足させる音楽や破壊的な音楽を聴いていると情緒不安定、破壊的な感情を持つようになり、自己憐憫のための音楽は自分を益々追い込み、悲しみ苦しみを歌う音楽はそういうものを自分の運命に呼び込む。
3.音楽は何を伝えるか。
* ただ楽しむだけのものでもなく、その場に一時の幸せや喜びの感情をもたらすだけのものでもない。
* ストレス発散や気持ちを高揚させるためだけのものでもない。
* 一時的に現実逃避するためだけのものでもない。
* 想い出に浸るためだけのものでもない。
* 歌詞やメロディーに自分を投影して自己を憐れむためだけのものでもない。
* 寂しさ、虚しさ、悲しみ、苦しみを歌い伝え、分かち合うためだけのものでもない。
* ヒーリングやリラクゼーションのためだけのものでもない。
音楽を演奏する人の精神性とエネルギーは、音楽を聴く人の意識、心(精神)、生き方にどう反映していくのか。その音楽を聴き終えたとき、その人の心に残るものは何か。その人の人生にどのような影響を与えるのか。
一音一音に込められた高い波動の美しい音楽が、演奏する側と聴く側に調和と喜びをもたらす。人々の心・精神を浄化し、知性と意識を高めていく。それが存在意味のある真の音楽と言えましょう。
「音楽」にはその「役目」と「責任」があります。
人間のモラルの低下、秩序の崩壊、常識が常識として通らない、未来に希望の持てない殺伐とした世の中になってしまっている現実を憂い、人々に夢と希望を、家庭に喜びと調和を、社会に正義と秩序と豊かさを取り戻すべく「音楽環境プロジェクト」は、音楽関連を中心にさまざまな事業を行っていく上で、多くの方々のご協力をいただけますことを切に願うものであります。
音楽と地球環境問題
地球上における環境破壊やさまざまな環境問題をはじめと、人類を取り巻く多くの問題に世界の人々の関心が高まり、その問題に取り組む人が増えています。目に見え、形になって現れている環境問題には、大勢の人が関心を持ち、賛同し、立ち上がり、行動を起こしています。しかし、それはその結果に対してのある種の修正、改善を訴えるためのだけの行動であり、その問題の奥の奥にある根本原因を見い出し、真の解決に至るわけではありません。
実際にその問題の解決に携わり、取り組んでいる人たち、組織、機関も、結果に結び付かない「無意味な努力、行動」「無駄な努力、行動」に莫大な時間とお金を使い続けています。
私たちの生活を脅かし、都合の悪い事態になると、人は不平不満を言い、その改善を求めます。では、何故、目の前に結果が出てしまってからでないと考えることができないのか。何故、修復できないような状態になってしまってから騒ぐのか。その結果が出る前に何度もその兆候は出ていてわかっていたはずであるのに、考え方や生活の態度を変えず、同じことを繰り返えすだけの日々の生活に、何の疑問も持たずに生きてきた結果として、今、私たちはこの問題に直面しているのです。
「地球温暖化」「自然や資源の破壊」をはじめとする地球規模で起きている問題であっても、また、国や社会、私たちの周りに起きているどんな問題であっても、それは人間の日常生活における活動のすべての積み重ねが招いた結果に他ならないものであります。
「地球環境問題」としての主要な問題は、現象が目に見え、数字に表れていて、私たちにもわかりますが、それらを引き起こし、人類の未来にも影を落とすその元凶となったのは何なのか、誰なのか?
確かに人類は努力に努力を重ね、多くの分野において発展を遂げてきました。しかし、その努力の「方向」が正しかったと言い切ることには、躊躇せざるを得ません。
日常生活における人間の生き方、思考・行動・行為の積み重ね、選択、間違った優先順位、私達が普段の生活を送る中で、何気ない、無意識な言動・行動でも、意識的、意図的な行為であっても、その結果がいつかはすべて形となって表れることになります。
目に見えない、形にも見えない、奥の奥に、誰もが気にしない、気にもかけない、思いもしない、考えもしない、そういうところに、本当の、真の「原因」と「理由」が潜んでいるのだということを、私たちは悟る必要があります。何故そういう状態になってしまったのか。どこに原因があるのか。一つ一つを真剣に正しくたどっていくと、思いもがけないところにも、その原因があったのだということを私たちは知ることになるでしょう。
地球環境問題と音楽との関係、それは今まで述べてきた人間の「思考能力」「理解力」「判断能力」「自己管理能力」などに影響を与え続けてきた負のエネルギーを持つ音楽に焦点を当てると、自ずと明らかになります。
「地球環境問題」 - 自然が修復出来なくなるほどの結果をもたらしたのも、また、他のどんな問題であっても、すべては私たち人間が作り出したものである、ということを肝に銘じなければ、解決できるものは一つもありません。